「副業で収入を増やしたいけれど、時間がない…」「できるだけ手間をかけずに運営できるビジネスはないかな?」「狭い土地だけど何とか活用できないかな?」そんな方におすすめなのが、自動販売機の運営です。
自動販売機ビジネスは、一度設置すれば24時間稼働し続け、比較的手間をかけずに収益を得ることができます。本業を持ちながらでも取り組みやすいため、副業として人気があります。この記事では、自動販売機運営のメリット・デメリット、始め方についてわかりやすく解説します。
自動販売機運営のメリット
- 少ない手間で収益を得られる
自動販売機は、人がいなくても商品を販売できるため、接客の手間が不要です。商品補充や売上確認を定期的に行うだけで運営が可能なので、本業と両立しやすいのが魅力です。
- 24時間365日稼働
自動販売機は休みなく営業してくれるため、昼夜問わず収益を生み出します。本業で忙しい方でも、働いている間や寝ている間に売上が発生する可能性があります。
- 初期投資が比較的低い
フランチャイズビジネスや店舗運営と比べると、自動販売機の導入費用は安く抑えられます。中古の自動販売機を購入する場合は、新品を購入する場合と比べ、コストを抑えることが可能です。また、飲料メーカーに運営、管理をしてもらう場合は、さらに初期投資が低くなります。
- 仕入れがシンプル
飲料や軽食などの商品を仕入れて自動販売機に補充するだけなので、複雑な仕入れ管理が不要です。また、売れ行きが良い商品を分析しながらラインナップを調整することで、売上を最大化できます。飲料メーカーに運営してもらう場合は、商品の補充から金銭管理まで全て行ってもらえるので、手間が省けます。
- 副業規制に引っかかりにくい
会社によっては副業を禁止している場合がありますが、自動販売機ビジネスは「資産運用」に近いため、副業規制に引っかかりにくいケースが多いです。(※念のため、就業規則を確認しましょう)

自動販売機運営のデメリット
- 初期費用がかかる
自動販売機の本体費用、設置費用、商品仕入れ費用がかかります。新規で導入する場合は50~100万円かかることもありますが、中古の自販機を利用すれば30万円前後に抑えることも可能です。飲料メーカーに運営、管理をしてもらう場合は、初期投資が低くなりますが、利益率は低くなります。
- 設置場所が重要
自動販売機は「設置場所」によって売上が大きく変わります。人通りが少ない場所では売上が伸びにくいため、事前のリサーチが必要です。また、予定している設置場所の環境により、飲料メーカーから設置を断られることもあります。
- 電気代がかかる
販売する商品によって違いはありますが、1台あたり月1,000円~8,500円程度の電気代がかかるため、売上が低いと利益を圧迫してしまう可能性があります。
- 定期的なメンテナンスが必要
商品の補充、売上管理、機械の清掃・点検など、定期的なメンテナンスが必要です。特に、夏場は飲料の消費が増えるため、頻繁な補充が求められます。
- ごみの散乱やいたずらの危険
空き缶やペットボトルなどのごみを周辺に捨てられてしまったり、自動販売機やごみ箱をいたずらされてしまうこともあるかもしれません。自動販売機の周りが汚くなるとご近所からのクレームにつながります。
その他、商品が出てくるガシャンという音が近所迷惑になってしまうこともあります。
自動販売機運営の始め方
- 設置場所を決める
設置場所選びが最も重要です。オフィスビル、マンション、駅周辺、病院、学校、工場など、人通りが多く需要のある場所が良いです。
- 自動販売機を入手する
自動販売機は、購入・レンタル・リースの3つの方法で入手できます。
購入:新品・中古の自動販売機を購入して設置(初期費用は高いが、長期的な利益を得やすい)
レンタル・リース:初期費用を抑えながら運営可能(毎月のレンタル料が発生)
メーカーとの契約:飲料メーカーが設置する場合、売上の一部が収益となる(リスクが少ないが利益率は低い)
- 商品の仕入れと設定
売れやすい商品を選び、適切な価格設定を行いましょう。定期的に売上データを分析し、売れる商品に入れ替えることが大切です。
- 運営・メンテナンス
定期的に商品補充や清掃を行い、自動販売機を清潔に保ちましょう。万が一故障した場合は、迅速に修理対応をすることが重要です。
まとめ
自動販売機運営は、副業として比較的始めやすく、本業と両立しながら収益を得られる魅力的なビジネスです。特に、
- 手間が少なく運営しやすい
- 24時間自動で稼働する
- 初期投資を抑えれば低リスクで始められる
という点がメリットになります。一方で、設置場所選びやメンテナンスなどの課題もあるため、事前のリサーチが重要です。また、メーカーに全て管理してもらうフルオペレーションか、自分で管理するセミオペレーションかによってもメリットやデメリットに違いがあり、利益や手間にも違いが出ますのでご注意ください。
これらを踏まえた上で、副業を考えている方は、自動販売機ビジネスを選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?